校長あいさつ

校長 飯田 寛志

校長 飯田 寛志

 同窓会会員の皆様、私は鈴木敏彦前校長の後任として、令和7年4月に浜松北高等学校の校長として着任いたしました飯田寛志と申します。日ごろから皆様には、本校の教育活動に対しまして、御理解、御協力を賜りますとともに、多大なる御支援をいただき、厚く御礼申し上げます。これまで、先人が創り上げてきた歴史と伝統を有する本校が、予測困難な変化の激しい現代社会においても継続的な発展を続けるために、微力ながら尽力する所存です、どうぞよろしくお願いいたします。
 ところで、国内外の情勢が流動し、複雑で予測困難なVUCAの時代を生き抜く若者を育成するために、OECD(経済協力開発機構)は2030年以降の教育のビジョンとしてラーニングコンパス2030という枠組みを提示し、その中核として生徒エージェンシーという概念を提案しています。生徒エージェンシーとは「変化を引き起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力」と定義しています。そして、ラーニングコンパス2030では学習者一人ひとりのエージェンシーを育てることが、未来の公正で持続的な社会の礎になるとしています。
 一方、本校では「自主独立」の精神のもと、仲間と切磋琢磨しながら、広く世界的視野に立って人類の発展に貢献しようとする「逞しい人材」の育成を教育目標として掲げています。他者に依存せず、自らの力で物事を判断し、行動しようとする「自主独立」の精神に加え、単に一人で目標を立てて進むだけでなく、仲間と互いに支え合う関係の中で共に学びを創造して変化を生み出すこと、さらには自らの判断や行動に責任を持ち、未来社会に対して貢献しようとする人材の育成を目指して、教育活動に取り組んでいます。これは、OECDが提案する学習者の生徒エージェンシーを育てる、ということと多くの点で共通しています。本校では、OECDが提唱する以前からこの教育目標を掲げて教職員が教育に取り組み、それに応える形で生徒は学習や部活動や学校行事などに粘り強く全力で取り組んでおります。世界の教育の潮流を先取りした本校の教育活動により、生徒の「自主独立」の精神が醸成され、着実に力を高め成果をあげてきたと言えます。このような本校の素晴らしい教育は北高生と教職員によって形づくられ、現在も発展を続けています。
 これまでの歴史と伝統を継承しつつ、変化する新しい時代に対応した教育を実践し、生徒の能力発揮を促す活動に教職員一同、精一杯取り組んでまいります。同窓会会員の皆様には、引き続き本校への御支援をお願いするとともに、日々、生き生きと活躍、成長する北高生を応援していただきますよう、お願い申し上げます。

令和7年6月

MENU